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第83回 ゲド戦記
CATEGORY : [映画] 2008/02/03 15 : 32
かなり前の話になりますが、ゲド戦記を見に行きました。
宮崎駿氏の息子の宮崎吾朗氏の初監督作品です。

評判がいまいちだったので、どうかなと思って見に行ったんですが、
確かに好みが別れるだろうな。。という印象でした。

ゲド戦記を小説で読んだりしているファンの人は、物足りなく思うのも
確かでしょうし、普通に絵などはきれいなので、深く考えずに見れば
それなりに楽しめるかな、という感じもします。

というのは、原作の世界観などの説明がなされないまま、話に入って
しまうために、いまいち物語の背景がわかりにくいのです。
原作と切り離して、独自の物語として見れば、楽しめるかなと。

もともと、ゲド戦記は20年前に原作者のアーシュラ・K・ル・グウィン氏に
宮崎駿氏がアニメ化を打診したけれども、断られたという経緯があります。
その後に「となりのトトロ」を見たグウィン氏が、宮崎アニメのファンになり
映画化を依頼したということです。

今、ゲド戦記の原作を読んでいるのですが、なかなか深い話で面白いです。
世界の均衡が崩れていっているが、その原因となるのは人間の欲望、
という話などがあるのですが、正に今の世界の話みたいで、
童話の形をとっているけれども、現代社会とリンクしているような
話が多いような気がします。
(原作と映画の話は大分違いますが)

できたら、宮崎駿版のゲド戦記も見てみたいなと思います。

宮崎吾朗氏はこの映画でかなり辛辣な評価を受けたようです。
原作者のアーシュラ・K・ル・グウィン氏にも、
「きれいな絵などは評価するが、自分の本とは別の物語として
見るべきだ」というような旨のコメントをどこかに書かれていました。

確かに原作を読んでしまうと、映画では原作の深さが
表現できてないなと感じました。消費社会への疑問とか
人間が生きる意味とか、いろいろなテーマを含んでいる
大人向けの話なのに「命を大切にしないやつなんか大嫌いだ!」
という一言に無理におさめてしまったような(笑)

ただ、アニメの映画にどれだけ深いテーマをのせるかっていう
さじ加減は難しいんだろうな。基本的に子供向けにするだろうし。

それにしても、宮崎吾朗氏は宮崎駿氏の息子ということで
初監督作品に対しての期待も大きすぎたし、扱う題材も大きすぎたのでは
ないかな、と。

多分、画力も相当ある人のようだし(ゲド戦記の美しい竜の絵は
この人が書いたはず)才能もあるのではないかと
思うんだけど、初めての監督でいきなりゲド戦記という大きな題材を
扱うのは大変なのでは。

自分は監督をしたことも何もないですが、やはり作品を作るごとに表現方法の
上手さとか、原作と映画のストーリーの差異をどうするか、などの技術や
経験からくる巧さなどが身につきそうな気がするので、もうちょっと細かい作品を
作っていたらゲド戦記も大分違うんじゃなかなぁと思ったりしました。
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