忍者ブログ


[PR]
CATEGORY : [] 2024/04/25 02 : 18
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



第84回 メーヴェをつくるプロジェクト
CATEGORY : [映画] 2008/02/06 00 : 37

宮崎アニメの新しい作品が今年の夏に公開される予定だそうですね。

タイトルは「崖の上のポニョ」で人間なりたいと思っているさかなの子
ポニョと、人間の子供の物語だそうです。

宮崎駿氏が監督をやるそうで、ハウルの動く城から4年ぶりとのことです。
もう4年もたっているんですね。
宮崎駿氏が原作・脚本・監督の3つ全てを担当するのは「千と千尋の神隠し」
以来で7年ぶりだそうです。

まだ詳しい情報は公開されていないようですが、CGを一切使わないで
作画をすることにして、素朴な雰囲気の絵になるそうです。

宮崎アニメが好きなので、楽しみです。
小学校のときに初めて「風の谷のナウシカ」を見たときの驚きを
今でも覚えています。

小さいときにメーヴェ(ナウシカが乗っていた小型のグライダー)が
すごくうらやましい!と思っていたら、メーヴェを実際に作る
プロジェクトが存在しているのです。
(作成している方たちは何か起こったときに宮崎駿氏とかに
迷惑をかけたくないので、メーヴェと呼ぶのは避けているそうです)

Open Sky プロジェクト
http://www.petworks.co.jp/~hachiya/opensky/
http://www.petworks.co.jp/~hachiya/works/OpenSky.html

写真を見るとまさにメーヴェ!という感じでかっこいいです。
2003年ぐらいから継続しているプロジェクトのようで、
ラジコンで実験機を作り、実物大のもの(エンジンなし)を
作る段階まで終わっていて、現在は実物大のものにエンジンを
搭載して、8の字飛行をするのが目標とのことです。

メーヴェが飛んでいるところをぜひ見てみたいな。

PR


こめんと [ 0 ] とらっくばっく [ ]
第83回 ゲド戦記
CATEGORY : [映画] 2008/02/03 15 : 32
かなり前の話になりますが、ゲド戦記を見に行きました。
宮崎駿氏の息子の宮崎吾朗氏の初監督作品です。

評判がいまいちだったので、どうかなと思って見に行ったんですが、
確かに好みが別れるだろうな。。という印象でした。

ゲド戦記を小説で読んだりしているファンの人は、物足りなく思うのも
確かでしょうし、普通に絵などはきれいなので、深く考えずに見れば
それなりに楽しめるかな、という感じもします。

というのは、原作の世界観などの説明がなされないまま、話に入って
しまうために、いまいち物語の背景がわかりにくいのです。
原作と切り離して、独自の物語として見れば、楽しめるかなと。

もともと、ゲド戦記は20年前に原作者のアーシュラ・K・ル・グウィン氏に
宮崎駿氏がアニメ化を打診したけれども、断られたという経緯があります。
その後に「となりのトトロ」を見たグウィン氏が、宮崎アニメのファンになり
映画化を依頼したということです。

今、ゲド戦記の原作を読んでいるのですが、なかなか深い話で面白いです。
世界の均衡が崩れていっているが、その原因となるのは人間の欲望、
という話などがあるのですが、正に今の世界の話みたいで、
童話の形をとっているけれども、現代社会とリンクしているような
話が多いような気がします。
(原作と映画の話は大分違いますが)

できたら、宮崎駿版のゲド戦記も見てみたいなと思います。

宮崎吾朗氏はこの映画でかなり辛辣な評価を受けたようです。
原作者のアーシュラ・K・ル・グウィン氏にも、
「きれいな絵などは評価するが、自分の本とは別の物語として
見るべきだ」というような旨のコメントをどこかに書かれていました。

確かに原作を読んでしまうと、映画では原作の深さが
表現できてないなと感じました。消費社会への疑問とか
人間が生きる意味とか、いろいろなテーマを含んでいる
大人向けの話なのに「命を大切にしないやつなんか大嫌いだ!」
という一言に無理におさめてしまったような(笑)

ただ、アニメの映画にどれだけ深いテーマをのせるかっていう
さじ加減は難しいんだろうな。基本的に子供向けにするだろうし。

それにしても、宮崎吾朗氏は宮崎駿氏の息子ということで
初監督作品に対しての期待も大きすぎたし、扱う題材も大きすぎたのでは
ないかな、と。

多分、画力も相当ある人のようだし(ゲド戦記の美しい竜の絵は
この人が書いたはず)才能もあるのではないかと
思うんだけど、初めての監督でいきなりゲド戦記という大きな題材を
扱うのは大変なのでは。

自分は監督をしたことも何もないですが、やはり作品を作るごとに表現方法の
上手さとか、原作と映画のストーリーの差異をどうするか、などの技術や
経験からくる巧さなどが身につきそうな気がするので、もうちょっと細かい作品を
作っていたらゲド戦記も大分違うんじゃなかなぁと思ったりしました。


こめんと [ 0 ] とらっくばっく [ ]
<<前のページ | HOME |

忍者ブログ[PR]